目を覚ますと…暗い森の中。
シスター服の少女が、心配そうにおれをのぞき込んでいた。
そして、不気味な咆哮を響かせ現れる怪物。
少女を守る紅いランタンを、おれが手にしたとき、少女は紅い光りに包まれて、
ファンタスティックな、聖女の姿に転身する。
おれが導くままに、迫る怪物を打ち倒す聖女。
ネオンという名以外、自身に関する記憶を失ったおれは、
その少女つれられて、全寮制の学舎「教立エレアノール学園」を訪れる。
神の教えを修める、貞淑なる少女の園…と思いきや…
「わぁぁん!。セクハラされたー!」
「この、不埒者がぁぁ――!!」
「ネオンさんって微妙…」
どいつもこいつも、やたら生意気でやかましい。
そして、雑用係…もとい、神父見習いとしての日々がはじまった――
巨大なランタンがそびえ、怪物共がうろつく、けっこうやばげな都市、「聖櫃」
生徒とか、自分とか、誰かの想いとか…
その他もろもろを守るため…
「神父様、私を導いてください!」
迷い続ける聖女と、震える学園に、
おれは闇を照らすランタンを振りかざす! |